history
80年代底物竿
クエ竿
  • ■別誂磯竿(100号) 1979年推定
    並継/5.0m/4本継/1245g
    ダイコーの歴史上最も古い高純度カーボン製のクエ竿。穂先、穂持ちはインロー継ぎで細身に仕上げ、元上、元竿は並継にし、太身に仕上げてパワーを持たせた独特の設計。80年頃小笠原で65kgの磯まぐろを仕留めた実績もあり、当時は超大物竿として絶大な信頼を得た。穂先は軟調、硬調の2本付きで2本とも元竿に収納可能である。
■別誂磯竿100号化粧箱
■左から南方竿(推定79年定)/別誂磯竿[100号](推定79年)
石鯛竿
  • ■大物石鯛竿(50号)[磯竿一号] 1978年推定
    並継/5.4m/4本継/1030g
    通称ダイコー1号。日本初の高純度カーボンの本格石鯛竿。口白、大型石鯛専用設計で大物を取るパワーを重視。継部はインローにスライド保護キャップといった凝った作りであるが、発売当初は保護キャップは付いてなかったという。リールシートはセンターに切れ込みが入った”割れシート”仕様。大物にも揺ぎなく、リールを固定できるが当時の売り文句。ロゴデザインが初回”磯竿1号”から80年頃に”大物石鯛竿”へ、さらに82年頃に”大物石鯛50号”へ変更。長さのメートル表示には”米”が使われており時代を感じさせる。
  • ■インロー継ぎとそれを補強するスライド保護キャップ
  • ■1982年カタログより抜粋スライド保護キャップの説明
  • ■左から振出石鯛竿35号(82年)/振出石鯛竿[45号](80年)/石鯛竿[40号][磯竿二号]/79年(推定79年)/
    大物石鯛竿[50号][磯竿一号](78年推定)/石垣鯛竿[35号][磯竿三号](推定79年)
  • ■最も古い?カタログ
    ダイコーのカタログは1980年からが現存してあったが、この度資料の整理で出てきたカタログ。年代は明記されてないがおそらく1979年のものと思われる。ヘラ竿/鮎竿/磯竿/船竿/ルアー竿等表紙無しの8ページ。写真の磯竿ページには磯竿二号、磯竿三号、磯上物二号が載っており、この年の新製品と推察できる。
■1980年カタログ・底物ページ
80年代上物竿
上物竿
  • ■グレ竿-21(上) 1979年推定
    6.3m/7本継/自重490g
    フカセ釣り、カゴ釣り兼用、仕上げは塗装無しのアンサンド
  • ■硬調グレ(めじな)竿(下) 1980年
    5.1m/6本継/自重495g
    グレ仕掛けにヒラマサがよく飛びつくため、尾長、ヒラマサ
    両用に使用出来る設計シートはステンレスパイプシート、
    尻栓も石鯛竿と同じ腹当を装備している
■左から磯上物竿2号(84年)/波
ひらまさ竿

  • ■左からCHひらまさ-15(S)(82年)/
    硬調ひらまさ竿(C)(80年)
  • ■硬調ひらまさ竿(C) 1980年
    5.4m/7本継/750g
    ひらまさ釣り全盛期に臨んで大型用に設計。底物釣りにも耐えられる強靭な上物竿。遠投スピニングリールタイプ(S)と両軸リールタイプ(C)がある。
  • ■1981年カタログ・上物竿のページ
  • ■F.R.Pフロート
    ダイコーのロゴが入ったヒラマサ、真鯛用の大型ウキ
    83年カタログより
  • ■80年代磯釣りスタイル
    1982年カタログより抜粋
90年代活躍の磯竿
  • ■プロフィールド ロイヤル磯 1997年
    1.25-53/5本継/173g
    初代ロイヤル。ダイコー上物竿の最高峰、現スーパーロイヤルサリュートに繋がる、ロイヤルシリーズの第一号。
    細身にして、ハイパワーのロイヤル独特の調子はこの竿から受け継がれている。
  • ■フルフィールド 石鯛 1989年
    並継/500MH/4本継ぎ/610g
    原点回帰し石鯛釣りの基本動作を改めて追求した名作。これまでにない軽量化を図りながら機動性とパワーを持たせた基本設計は現代のダイコー石鯛竿の礎となっている。
    化粧巻きも原点に帰りダイコー1号、2号、3号に合わせてMは緑、MHは赤、Hは青と色分けされた。
    またこの時から、振出竿はこれまで主流であった4本継ぎからコンパクトな5本継ぎへと移行する。
  • ■左からフルフィールドクエ(90年)/フルフィールド石鯛(89年)/PF石鯛ロイヤル(92年)/
    プレシオ石鯛(93年)/名礁石鯛[振出](95年)/プロフィールド磯(90年)/PFロイヤル磯(97年)

  • ■1989年カタログページ・FF石鯛新登場

  • ■90年代懐かしの広告1
    左からプレシオ磯(93年)/プレシオ石鯛(93年)

  • ■90年代懐かしの広告2
    左からAone磯(92年)/アクロス磯(93年)

  • ■90年代懐かしの磯用品
    1994年カタログページ

  • ■90年代磯釣りスタイル
    カタログより抜粋 左から1990年,1995年、1996年
コスモエース
1987年から1989年の三年間、ダイコーブランドのセカンドラインとして立ち上げたエコノミークラスのシリーズ。 カタログも専用カタログを出しブランドの住み分けをはっきりと打ち出している。 上物竿、波止竿、振出石鯛竿、玉の柄、サーフ竿、船竿、船かかり竿、渓流竿と種類も多く、1988年にはセレクトシリーズ、 1989年にはエクセレントシリーズをリリースしている。
1987
■1987年コスモエースカタログ
■左から船かかり竿2本と渓流竿
1988
■1988年コスモエースカタログ
■1988年コスモエース・セレクトシリーズ/左からサーフ竿、落とし込み竿2本、渓流竿
1989
■1989年コスモエースカタログ
■1989年コスモエース・エクセレント/船かかり竿
その他の海釣の竿
海釣りの竿としては磯竿のほかに、船竿、投げ竿、万能竿、筏竿、トローリング竿、深海竿などがあった
船竿
■(上)船竿-120 1983年 並継/2.4m/2本継/515g
■(下)船竿-300 1982年 並継/2.7m/2本継/670g
■ハンドルはステンレスシートに木製グリップ
■左から船竿-300(83年)/船竿-120(82年)
ひらまさ船竿
■(上)ひらまさ船竿40号 1983年 振出/3.8m/3本継/630g
■(中)ひらまさ船竿30号 1982年 振出/3.8m/3本継/610g
■(下)ひらまさ船竿20号 1982年 振出/4.1m/3本継/590g
■左からひらまさ船竿40号(83年)/ひらまさ船竿30号(82年)/ひらまさ船竿30号(82年)
胴突竿・船竿

■1981年カタログページ
投竿・万能竿

■1981年カタログページ
トローリング・胴突竿

■1992年カタログページ
淡水の釣竿
ダイコーの国内カーボン製ロッド発売の歴史は1977年の鮎竿とヘラ竿から始まる。
淡水の釣竿としては鮎竿、ヘラ竿の他に渓流竿も製造しており、1982年には
海釣り専用カタログ、ルアー釣り専用カタログの他に淡水の釣り専用カタログを出すほどの品種がある。
鮎竿

■1980年カタログページ
ヘラ竿

■1990年カタログページ
渓流竿

■1979年?カタログページ

  • ■1982年淡水の釣竿カタログ表紙

  • ■1982年カタログページ
    へらセットと植毛エサもち針

  • ■1980年カタログより抜粋植毛えさもちハ針パッケージ
竿創りの原点といえるルアー竿
1951年(昭和26年)輸出用竹材の加工生産業を受け継ぎ、貿易部竹材課として大分県豊後高田市に開設された大丸興業高田工場は輸出用竹材すだれを中心に生産を開始。
1954年(昭和29年)福岡市内の釣具専門店を介して,アメリカ南部のアラバマ州フォーレイから来たというチルダー氏との出会いをきっかけに、アメリカ輸出向け釣竿の研究開発が始まった。大型のブラックバスなどとファイトするための強力なルアー竿を作るため、加工技術の向上や設備の拡張はもちろん、竿に適した竹材を求めるため、霧島山麓に試験林5ヘクタールを購入し、京大や九大の研究者の揚力を得て、品質改良にも努めた。
その後高田作業所の主力製品は、次第に釣竿の製造が中心になっていき、昭和32年以降アメリカ向け輸出の本格化に伴い釣竿事業は拡大する。
1969年(昭和46年)釣竿は竹からグラスファイバーの時代に移るが、この頃、敷地3000坪を持つ釣竿メーカーとして変貌を遂げた高田工場で、チルダー氏と当社の技術陣が共同開発した「スピードスティック」が代表的なヒット商品となる。
その後時代はグラスからカーボンへと移り変わり、磯釣りにおいては「大物竿のダイコー」として知られることとなるが、釣竿製造にいたるいきさつ、強靭な竿創りのための技術、その原点はルアーロッドにあるといえる。
■スピードスティック

  • ■左からバスロッド(ベイト)2本とフライロッド
アメリカ内陸部の広大な湖沼をボートで走り、一種のスポーツのように、大型のブラックバスとファイトするための強力なルアーロッドを作るため竹竿からグラスファイバーの時代へ移った昭和46年頃、チルダー氏と当社の技術陣が共同開発したのが「スピードスティック」。
スポーティで精悍な黒い外観だけでなく、従来の禁則製ハンドルやガイドに替えて、ハンドルには耐水性、耐久性抜群の合成樹脂を使用し、またガイドには合成アルミナを使用するなど、パーツにも独創を加えたものであり、なおかつ本体は比類なく強靭に仕上げられた。
これが本場アメリカで代表的なヒット商品となり、その後、日本でもルアー・ブームが到来することになるが、この「スピードスティック」は愛好者の間で噂の名品として語り継がれる。
■ハンドルはステンレスシートに木製グリップ
  • ■1980年カタログページ
    輸出用に作られ、国内販売もしていたルー・チルダー社のバスロッドとフライロッド
  • ■1980年カタログページ
    ダイコーブランドのバスロッドとフライロッド
  • ■1980年カタログページ
    輸出用に作られ、国内販売もしていたルー・チルダー社のリール
  • ■気になるアクション表記1
    1982年カタログページ
  • ■気になるアクション表記2
    1983年カタログより抜粋
  • ■気になるもの1
    ダイコーラック
    1982年カタログより抜粋
  • ■気になるもの2
    ダイコーボート
    1981年カタログページ
  • ■気になるもの3
    アメリカンスタイル
    1981年カタログページ
  • ■気になるもの4
    ダイコーカイロ
    1981年カタログより抜粋